こんにちは、ちまたきです!
棒針編みで編んだことがある方は、誰しもが必ず通る道…
それは、「指でかける作り目」ですよね。
どんなやり方であっても、作り目を作らないことには始まりません。
そんな「指でかける作り目」、参考書や編み方動画で棒針が1本の時だったり、はたまた2本だったり…
どっちが正解なの!?と悩んだことはありませんか?
きっといろんな方の情報を目にしていて、2本なのか1本なのかと悩んでいるのではないでしょうか?
結論から言うと、私の個人的な意見としては、「どちらでもよい、その時に応じて使い分ける」です。
なぜなら、編み物というのは作り目だけに限らず、個人の手加減に大きく左右されるからです。
つまり、自分に合った最高の作り目の作り方があります!
今回は、そんな指でかける作り目の時に棒針の本数の使い分け方や、ちょっとしたコツについて紹介しようと思います。
楽しく編み物をするために、少しでも参考になればうれしいです♪
YouTubeでも解説していますので、動画で知りたい!という方はよければご覧ください。
棒針は1本?2本?私なりの使い分け方!
では、ここから棒針の本数を私がどんなふうに決めているのかをご紹介していきます。
まず大前提として、あなたは初心者なのかどうかです。
初心者の方は、これから先でもお話しますが、棒針2本がおすすめです。
結構たくさんいろんな作品を編んできた!自信がある!という方、棒針1本で作ったことがないのであれば1度試してみることをおすすめします。
編み物の世界は、人の手加減1つで作品の完成形が大きく変わります。
だからこそ、私は作り目の作り方、編み方に正解などないと思っています。
一番いいのは、やっぱりいろんな方法を実際に試してみることなのです。
棒針2本の時:初心者におすすめ
初心者の方が手にする有名な参考書には、指でかける作り目は棒針2本でやると説明しているところをよく見かけます。
初心者に棒針2本で作るのを勧めるのには、大きな理由があります。
それは、2段目を編むときに目を拾いやすいからです。
初心者の方というのは、作った作り目が緩いのかきついのか判断するのが難しいですよね。
緩い分にはびよびよ~んとなるだけですが、棒針1本で作った場合、きつすぎると2段目を編むときに目に針が入らなくなってしまう可能性があります。(入らないというか、入れにくくなる)
当たり前ですが、1本と2本では、2本のほうが物理的に目が大きくなりますよね。
つまり、2段目をスムーズに編み始められるのが、棒針2本で作った作り目なのです。
そのため、初心者のうちは「指でかける作り目は棒針2本」と覚えてしまってよいのではないかと思います。
棒針1本の時:輪針や、きつい作り目をしたいときなど
では、1本で作るときはどういう時かというと、
- 2本で作り目を作った時に、極端に緩くなってしまう場合
いつも2本で作り目をしていると、どうしても緩くなってしまう…
そんな方は、同じ手加減のまま1本で作り目を作るとちょうどよいかもしれません。
- 輪針で編み始めようとする場合
輪針で作品を編むとき、輪針を2本重ねるのが長さ的に難しかったりするときがあるんですよね。
そんな時は私は1本でいつもの手加減より緩めに作るときがあります。
- 作り目がある程度きつめでも良い作品
そして最後に、作り目がきつめでも良い作品。
どんな作品かというと、例えば、ベレー帽やニット帽をかぶり口から編むときなど。
かぶり口なら、むしろ緩いよりかはきついほうが良いですよね。
こんな感じで、その時々に応じて1本であったり2本であったりと使い分けています。
指でかける作り目の棒針は、自己流で何通りにもできる!
ここまで、棒針2本と1本の時の使い分け方を解説してきました。
この2つの違いを意識するだけでも、かなりきれいに作り目を作れるようになるんじゃないでしょうか?
それでも、もっとこだわりたいと思うそこのあなた!
実は、棒針2本…と言っても、指定の号数を2本じゃなくてもいいのです。
例えば、指定の号数が6号針の場合、6号針2本だと緩いかな~と思ったら、
6号針1本と5号針1本の2本で作ります。
すると、6号針2本の時よりはきつめに作ることができます。
1本の時も同様です。
指定号数が6号針の時、1本だときついかな~と思ったら、あえて作り目の時だけ7号針1本で作り目をしてみる。
そうすることで、かなりの微調整が可能になってきます。
上記の例えでは、1号分上げたり下げたりしていますが、2号分上げたり下げたりしてもOK。
ただ、そうするとかなりの棒針の種類が必要になってきます。
ここまで読んでくださっている人はきっと相当編み物が大好きなはず。
棒針をセットで持っていないのであれば、これを機会に購入することをおすすめします。
セットを一度購入すれば、ほとんどの作品が編めるようになります。
そして自分の手加減に合った作り目のやり方を発見出来たら、きっともっと編み物が楽しくなってくると思いますよ!
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